ギヤオイル

Moty'sの開発現場から
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Moty'sのギヤオイルラインナップは、全ての製品において高温・高負荷条件下の使用に耐え、かつ、それぞれの個性を最大限に生かされる様、設計・開発されています。
従来、ギヤオイルはギヤの潤滑を円滑にするために、歯面の保護を主たる使命とされていました。しかし、特に近来の自動車用潤滑油にあたっては、快適性・安全性などの観点から、ドライバビリティー特性が重要視されています。ギヤ駆動システムにおいても、高度な油圧コントロール特性・スリップコントロール特性など、従来の歯面保護とともに併せ持って要求されています。
すなわち、オールドファッション的要素が主となるギヤ部への対応から、細心のクリアランス・マテリアルの変化、システムデザインの多様化などによって、ギヤオイルへの性能要求も複雑多岐になっています。
さらに、例えば同一のLSDギヤシステムであっても、個々の走行条件・運転温度等にフィットさせるためには、あらゆる角度からの検証を重ね、同型のLSDでもプリロードのあり方、走行条件の相違、オーバーホールの有無等で、必ずしも同タイプの製品がベストとは限りません。ミッションシステムに対しても同様となります。
こうした状況に対応し、Moty'sのギヤオイルラインナップは、ベストフィッティングを実現するため、5タイプをラインナップしました。さまざまな粘度グレードを取り揃え、究極のカスタマイズを可能としています。
選定のためには、Moty'sの技術スタッフまでお問い合わせください。
M407
M407は、M509に代表される特殊鉱物油と、複数のエステル系合成基油を主たる成分として、各種機能添加剤をバランスさせたギヤオイルです。全ての粘度グレードは、比較的ラフなクリアランスのトランスミッションに適合すべく、設計されています。
なお、85W140は他の粘度グレードと異なり、その機能添加剤はよりLSDに対応すべく、バランスさせています。
| 75W90 | 80W90 | 80W110 | 85W140 | |
| 動粘度(40℃) mm2/s | 101 | 167 | 244 | 268 |
| 動粘度(100℃) mm2/s | 14.0 | 18.0 | 23.5 | 32.0 |
| 粘度指数 | 139 | 120 | 121 | 163 |
75W90 / 80W90 / 80W110 / 85W140
1L / 4L / 20L
M408
比較的ラフなクリアランスのトランスミッション用に適合させたM407に対し、M408は近年の比較的コンパクトな設計で、よりタイトなクリアランスを特徴とするトランスミッションに適合すべく、開発された製品です。
M408は、タイトなクリアランスのトランスミッションに使用可能とすべく、粘度温度特性に優れる複数のハイドロカーボン系合成基油と、耐熱・溶解性に優れたエステル系合成基油を用い、更に摺動部分のせん断速度に対する柔軟な粘度追従を可能にする、厳選された機能性ポリマーを使用しています。
| 75W85 | 75W90 | 75W140 | |
| 動粘度(40℃) mm2/s | 61.3 | 99.7 | 181 |
| 動粘度(100℃) mm2/s | 11.5 | 16.5 | 26.2 |
| 粘度指数 | 184 | 180 | 180 |
75W85 / 75W90 / 75W140
1L / 4L / 20L
M409
M409は、特に高温高負荷条件下における、長時間使用を重視し開発された製品です。エステル系合成基油を主たる成分のノンポリマータイプとし、各基油の化学構造と分子量分布を、ミクロな状態で適正配合したギヤオイルです。
また、機能添加剤のバランスにおいては、LSDのポテンシャルを引き出す事を主としていますが、あらゆる車種のLSD装着方式・使用条件を想定・考慮し、粘度グレード毎にそれぞれ異なるバランスで構成されています。
| 75W140 | 80W250 | 80W190 | |
| 動粘度(40℃) mm2/s | 249 | 368 | 354 |
| 動粘度(100℃) mm2/s | 32.0 | 43.0 | 37.8 |
| 粘度指数 | 173 | 172 | 155 |
75W140 / 80W250 / S80W190
1L / 4L / 20L
<M409(75W140)>
アーバンモータリングからライトなサーキット走行等で、LSD装着のFF車及びFR車等のトランスミッション用として開発された製品で、特にLSD・シフトフィール等のスムーズ性に重点をおいた設計となっています。
<M409(80W250)>
高温高負荷条件下において、LSDの性能を長時間にわたり最大限引き出すべく開発された、Moty's最高峰のLSD用オイルです。
<M409S(80W190)>
高温高負荷条件下において、LSDを装着したFF車等のトランスミッションでの使用を目的に開発した製品です。
M409M
M409Mは、M409同様のベースから構成された、高温高負荷条件下のFR車のマニュアルトランスミッションにおいて、長時間使用を目的として開発された製品で、シンクロナイザリングの同調度の高さにその特徴があります。
ドグミッション用としても最適です。LSDについても、メーカー・プリロードのあり方によっては、使用されるケースもあります。
| 75W140 | 80W250 | |
| 動粘度(40℃) mm2/s | 238 | 384 |
| 動粘度(100℃) mm2/s | 32.0 | 46.0 |
| 粘度指数 | 179 | 179 |
75W140 / 80W250
1L / 4L / 20L
旧来のいわゆる鉱物系の潤滑油にあっては数百種類の異種分子で構成された集合である。今日、一般化されてきた合成系の潤滑基材とは対照的にブロードな分子量構成、複雑な立体構造をもった化合物も含まれている。自然界の潤滑剤としての優位性たる、酸化安定性や潤滑性に秀でた独特の特性を与える分子が含有されている。
原油を精製し、潤滑油の流動性や安定性の観点から精製度が向上し、やがて合成系へと進展してきた経緯からすると、逆行する技術分野には違いないが、そこには自然界に依存する物質の根源たる独自性が秘められているのである。
マシーンの駆動部に対して、感覚の鋭いドライバーにあっては、独特なヌメッとした感触を感じる、独特なレスポンスになっている。エンジンにおいても、独特の静粛性とトルク感を体感することとなる。こうしたオールドファッションの潤滑剤の基盤に開発されてきたオールドファッションのマシーンは現在でも健在であって、やはり、オールドファッションの鉱油ベースのしかも、性能的には特化した潤滑剤が所望されているようである。
Moty'sでは、こうした潜在的ユーザーの要求にも対応しており、現状の進んだトラボロジー技術を駆使、古き良き時代のマシーンに合致した潤滑剤をも再現し、供給していく。
M502
Moty's特殊鉱物油ギヤオイルシリーズのスタンダードモデルで、ストリートからサーキットまで幅広く対応した製品です。特殊鉱物油をベースに各種機能添加剤をバランスよく配合。粘度グレードにより、各種マニュアルトランスミッションから、LSDを含むデファレンシャルまで使用可能です。
| 75W90 | 85W140 | |
| 動粘度(40℃) mm2/s | 86.3 | 434 |
| 動粘度(100℃) mm2/s | 14.1 | 30.6 |
| 粘度指数 | 168 | 100 |
75W90 / 85W140
1L / 4L / 20L
M509
Moty's独自のトライボロジー技術による、オールドファッションの鉱物油ベースと、Moty'sならではの機能添加剤の選定とバランスがおりなす独特の粘着付着特性に特徴がある、高い耐衝撃性を併せ持った最高級特殊鉱物ギヤオイルです。高温高負荷条件下における旧型車のトランスミッション・デファレンシャルはもとより、その粘度グレードの選定・競技のカテゴリーによっては、最新のモデルのトランスミッション、LSD等にも使用されています。
この場合、化学合成油では得られない一味違ったシフトフィール、LSDのパフォーマンスを実現しています。
| 75W90 | 80W110 | 85W140 | |
| 動粘度(40℃) mm2/s | 91.6 | 200 | 392 |
| 動粘度(100℃) mm2/s | 14.5 | 21.4 | 29.9 |
| 粘度指数 | 164 | 128 | 106 |
75W90 / 80W110 / 85W140
1L / 4L / 20L
