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TriboJapan Drivin Festa 2024
61st 岡山国際サーキット 総括レポート
 
2024.10.18掲載
DrivinFesta

『TriboJapan DrivinFesta 61st in 岡山国際サーキット』が2024年10月8日(火)に岡山国際サーキットで開催されました。当日の様子などレポートさせてただきます。
前日は岡山周辺に線状降水帯が出るなど、開催日の天気が非常に心配されましたが、当日はなんとか大雨にはならず、ハーフウェットからウェット路面となる降ったり止んだりの天気となりました。

開催日の直前となる10月5・6日は同じ岡山国際サーキットにて、Formula DRIFT JAPAN 最終戦が開催され、サポートを務めるKAZAMA AUTOチームKENGUSHI選手が3位獲得、2024シリーズ準優勝に輝きました。
 

今回のゲストドライバーは、去年に引き続き阪口 良平選手と井尻 薫選手にお越しいただきました。両選手独自のコースへのアプローチは非常に理論的で、撮影しながら聴いていても毎回『なるほど!』と思える素晴らしいレクチャーです。

阪口選手と井尻選手は参戦するレースでも素晴らしい成績を残されており、阪口選手は走行会直前に富士スピードウェイにて開催された『MEC120 Rd.3 富士』にてポールポジションから3位獲得。所属するアキランドレーシングは1位・3位・4位と全ての車両が上位入賞しました。
井尻選手は『ロードスターパーティーレース』において23年シリーズチャンピオン獲得。NCクラス通算勝利数記録を持っていらっしゃいます。
両選手には、Moty’s製品の開発にもご協力をいただいており、様々なレースにおいてMoty’s製品の評価をいただいております。

ゲストドライバーがドライブし愛車のポテンシャルを引き出してくれる同乗走行は、いつも大人気のため抽選になってしまうので、抽選から漏れてしまった方には非常に申し訳ございません。

この日インタビューしたのは、広島県福山市からお越しの金尾さん。
金尾さんは福山市で板金塗装や旧車のレストアを手掛ける「金尾板金塗装」の代表を務めており、今回紹介する30Zも、ご自身が岡山国際サーキットを走るために製作した1台です。
この30ZはただのZではなく、実はエンジンとシャシーはS15シルビアをベースにしています。金尾さんは以前から、S2000のシャシーに30Zのボディを載せるパッケージを提供しており、8台目となるこちらのボディーを載せるために選んだのはS15シルビアでした。もちろんホイールベースが異なるため、一番苦労されたのもホイールベースを合わせる作業だったとのこと。
ナンバーは付いているものの、シーケンシャルミッションを搭載したこのマシンは、ほぼサーキット専用といえる仕様です。金尾さんは、サーキット用から普段使いできる仕様まで、オーナーの希望に合わせたカスタムを提供しています。
エンジンはVEヘッド加工のSR20にHKS GT3タービンをセットし、450psを発生。ミッションはOS技研のシーケンシャルミッションを搭載しています。
苦労も多かったこちらのマシンで、最大のメリットはとにかくパーツが豊富なことだそうです。
このマシンをテストした阪口さんは、テスト前から大変興味を持っており、テスト後には「思っていた以上に完成度が高く、とにかく乗りやすい」とコメントされました。ストレートで吹け切ってしまうため、ギヤセッティングをさらに調整すれば、もっと速くて楽しいマシンになるとのことでした。

この度は、DrivinFesta61stにご参加いただき誠にありがとうございました。
あいにくの天候の中での開催となり、コースコンディションも決して最良ではありませんでしたが、無事に全てのプログラムを終了できましたのは、皆様のご協力のおかげです。
一部の方々には、コースアウトにより車両にダメージを負われたこともありましたが、何よりも皆様がご無事であったことに安心しております。安全にご参加いただけたことが、私たちスタッフにとって何よりの喜びです。
 
【ゲストドライバー】
阪口良平 選手
井尻薫 選手
【車両展示】
株式会社藤田エンジニアリング 様
ドロップス 様
【トレーラー展示】
株式会社オービタルシップ 様
【開催協力】
有限会社FK-TEC 様
KCテクニカ 様
岡山国際サーキット様
 
そしてご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様に
トライボジャパンスタッフ一同心から感謝申し上げます

 
TriboJapan Kiuchi